広い工場内に並べられた織機は約50台。
中には60年以上、帯芯を織り続けている織機もあるそう。
ガッチャンガッチャンと規則正しい機械音を響かせながら、今日も帯芯を織り続けます。
工場には、帯芯を織る機会だけでなく、織機で使えるサイズに糸を巻きなおす機会もあります。
織機の規則正しいリズムとは違う、ファーンという高い音を響かせながら、糸が巻きなおされます。
最盛期は、林帯芯工場だけでも一日中、2,000台の林帯芯工場だけでも一日中、2,000台の織機が動いていた。しかし、時代の流れとともに帯芯工場はみるみる減少。
それでも帯芯を作り続ける。そこに帯を締めてくれる人がいるから。その姿を、美しく支えられるという自信があるから
真っ白い糸で作られた真っ白い帯芯は、普段はほとんど見ることがありません。
だからこそ、お気に入りの帯を締めた時、縁の下の力持ち、帯芯に込められたあたたかな想いを、感じてください。