幸せが、末永く続くように 気持ちを表す大切な小物
お祝い事で、礼装の着物を着用する際に帯の間に挟んで使われるのが「末広」です。
末広がりの形から、幸せが末永く続くように、幸せへの道が開けるようにという意味が込められた縁起物として古くから愛されています。
現在では主に結婚式のお祝いの時に、開く側を上にした状態で、金色の面を正面にして、体の左側の帯と帯揚げの間に差し込み使用します。
その末広に、手描金蒔絵が施され、黒留袖用に作られています。
現在では、必須とは言わないかもしれません。ですが、相手への想いを更に表すものとして、一つは持っておきたい、そんな想いの小物です。
専用の桐箱入りで、持ち運びも保管も安心
一つ一つ、専用の桐箱に入った状態でお届けいたします。
頻繁に使うものではないので、保管には気を遣うところ。専用の桐箱なので、中で暴れたりせず、また、しっかりとした作りなので、もし落としても安心です。
手描金蒔絵の美しい細工
蒔絵とは、漆工芸の代表的な加飾技法の一つ。 漆で文様や絵を描き、漆が固まらないうちに蒔絵粉を蒔いて、表面に付着させる装飾のことです。粉を「蒔」いて「絵」にするので「 蒔絵(まきえ) 」と呼ばれています。
所々蒔絵粉の薄いところがありますが、蒔絵独自の表情としてお楽しみください。