大名茶人が好んだ、高級感ある金封袱紗
『袱紗(ふくさ)』とは、金封を包む・汚れを防ぐ、という実用性だけでなく、
先方にお渡しするものを大切に持つという心遣い、
先方の心中や祭礼を重んじ、喜びや悲しみを共にする気持ちを示す意味を持ち、
礼節ときめ細やかなやかな配慮の想いを示します。
『袱紗』は、いわば先方への気持ちを表すものです。
絶対に必要なものでは無いけれど、だからこそ、その品質にこだわりたい。
大人のたしなみとして、先方への気持ちとして、是非お持ちいただきたい。
「正絹 遠州緞子 金封袱紗」は、礼と気持ちをしっかりと表す袱紗です。
美しい光沢と存在感 それでいてソフトな手触り
「緞子(どんす)」とは、撚りの強い染糸を細かく細かく織るという、織の種類の一つで、
厚手のしっかりとした存在感がありながら、柔らかい手触りを持つのが特徴です。
「遠州緞子(えんしゅうどんす)」とは、
大名茶人として有名な「小堀遠州」が好んだもので、
中でもこの袱紗のように、市松模様どりのものは、
遠州御家緞子と称し、原品は明時代末期に完成したといわれており、
いかにも東洋的な気品を示しています。
吉祥文様として昔から親しまれている「七宝文(しっぽうもん)」と、
華やかさと美しさを演出する「唐花文(からはなもん)」の二つを、
正絹にて織り上げた独特の色合いをお楽しみ下さい。
表地は絹100%で、美しい光沢と滑らかな手触り、
内側はポリエステルで汚れてもお手入れしやすい。
美しさと性能を兼ね備えた袱紗です。