夏着物にオススメの生地は?洗えて涼しく夏を楽しめる着物ライフ

「夏に着物は、暑い!」
そんなイメージがみなさんありませんか?
着物を着る方なら、誰でも悩む『暑さ対策』。
暑い時はハダカでも暑いのですから、どうしようもないと諦めがちになっているかと思います。
でも、夏でも涼しく、汗ジミやお手入れも気にせず、気軽に着物を楽しみたいですよね。
夏でも着物を楽しんで頂くために、オススメの生地を紹介します。
夏着物にオススメの生地は?
夏に着物を着る際にオススメの生地はいくつかありますが、一番オススメなのが「麻」です。
他にもオススメの生地はありますが、一番の理由としては、麻着物は洗うことができます。
着物は時期によって着る生地が区別されています。 そのため、麻は真夏(7月8月)にしか着られないと思われる方も多いでしょう。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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袷 | 袷 | ||||||||||
単衣 | 単衣 | ||||||||||
薄物 |
↑ 一般的な着物の着用時期表
ただ最近では着物を普段着でも楽しむ方を増やしていくために、時期関係なく楽しんでいただきたいという考え方が増えてきています。
5月6月だって暑い時期です。
麻の時期ではなくても楽しみましょう!
今年の夏は、おうち時間で着物を着ることで
いつもとは違う特別な気持ちに
現在、お出かけできない状況で、なかなか着物を着る機会が減っていると思います。
ただ、お家にいるからこそ、なかなか出来なかった自分で着付けの練習や、帯結びの練習がたくさんできるのではないでしょうか。
ご自身での着付け練習はもちろん、普段着る機会がないお子様にも、着付けてみるものいいかもしれません。
ぜひ新しい着物で、気分転換をしてみませんか?
単衣〜薄物の季節にオススメの着物
たかはしきもの工房は、単衣の季節(5月6月)にも麻着物を楽しんで頂きたいと考え、
『ひとえ麻』というオリジナル商品を作りました。
単衣の季節にも着やすいように、小紋みたいな柄付で、上等な麻に、上品で質の良い注染で柄染めをして、夏空に似合う『麻感』を落し、初夏や晩夏に馴染む『しっとり感』をプラス。
ーーーーー麻着物を、単衣着物として楽しむ。
そんな新しい着物の楽しみ方はいかがでしょうか?
夏着物用の『ひとえ麻』は、麻と単衣の良いとこ取り
『ひとえ麻』は、吉新織物さんのこんにゃく糊加工された、小千谷麻の中でも最高級の地厚な生地を使用しています。
とてもしっかりとした肌触りがあり、涼しげな透け感はあるのに、通常の麻着物のような「強すぎる透け感」はありません。

地厚なしっかりした生地と、麻着物には珍しい、濃い目の色の注染による柄付によるものです。
でも、ちゃんと麻100%なので、繊維の中で一番涼しいと言われている清涼感と、洗濯機でザブザブ洗っても大丈夫な強さも持っています。
※お洗濯する際は、洗濯ネットをご使用ください※
さらに、こんにゃく糊でコーティングされているのでスレや洗濯などで出来る毛羽立ちを防ぎ、色合いや質感もキープします。
単衣のような雰囲気を持ちながら、麻の優れた点もしっかり備えている。単衣〜薄物の時期にオススメなのが「ひとえ麻」です。
今年の夏は練習、来年この着物を着てどこに出かけよう、わくわくしながら計画するのも、いいのではないでしょうか。
着物ライフをぜひお楽しみください。